研修テーマ:中小企業を貸倒れから救う与信管理の進め方

研修テーマ
中小企業を貸倒れから救う与信管理の進め方

<研修概要>
企業倒産の増加が懸念されるが、多くの中小企業は、与信管理の仕組みが確立されていない。
本研修では、顧客情報の入手と限度管理を主体とした「担保に依存しない与信管理の進め方」を、ケース演習を交えて実践的に学ぶ。

<研修内容>
1.中小企業の与信管理の現状と課題〔講義〕
まず中小企業が与信管理の現状と課題を確認する。
多くの中小企業は、顧客に要求されるがままの条件で取引をしており、与信管理が機能していない。
また、診断士は、金融機関で主流の担保中心の与信管理を指導することが多く、中小企業の実態に合っていない。

2.与信管理の進め方と診断士の支援〔講義+ケース演習〕
立場の弱い中小企業が取引先から担保を取得することは困難で、信用不安が発生してからでは手遅れだ。
取引開始時から継続的に顧客情報を入手し、通常の取引では限度管理を実践し、顧客の変化を掴んで迅速に対応する必要がある。
与信管理を「取引開始時の確認」「日常の限度管理」「緊急時の対応」という3フェーズに分けて、ノウハウ・チェックポイント、事例、診断士による支援を紹介する。
また、中小企業が与信トラブルに陥ったケースを使って、3フェーズごとに受講者に対応を検討していただく(ケース紹介→個人検討→発表→フィードバックを3回繰り返し)。

講師

日沖 健
日沖コンサルティング事務所・代表
1965年愛知県生まれ、1988年慶応大学卒、1998年アーサー・D・リトル経営大学院修了
日本石油(現エネオス)勤務を経て、2003年から現職。
「理論と実践の融合」をモットーに、経営戦略のコンサルティングと経営人材育成の研修を行う。
また中小企業大学校の中小企業診断士養成課程および実習インストラクター養成研修の講師として、後進のコンサルタントの指導にも注力している。
『ケースで学ぶ経営戦略の実践』『変革するマネジメント』など著書28冊

日時2021年10月23日(土)13:15~17:30(オンライン研修)
場所※コロナウイルスの影響により原則オンライン(ZOOM)での開催をしております。